読みもの
製造元の南三陸町

サステナブルな ノベルティ づくりを目指して

Date:2021.12.06 
Category: ブラノベ!について

サステナブルな ノベルティ とは何か?というテーマを考えたことはありますでしょうか。この記事では、ブラノベ!のカレンダーがどのように制作されているかをご紹介します。こちらのミニマルカレンダーは、南三陸町を中心に製造されています。2011年3月11日、東日本大震災で大きな被害を受けた街です。

代表ミウラもかつて、この南三陸にボランティアへ訪れた経験があります。tetoteは、そのご縁からこのカレンダーの製造加工プロセスを南三陸町の会社さんにお願いしています。

 

tetoteはものづくりの会社です。自分たちが企画したアイテムを「つくるプロセス」で雇用に少しでも貢献したりなるべく長く、その土地や場所とつながることができます。

 

ボランティア、クラウドファンディングや募金など。復興の一助になるアクションはたくさんあります。その中でも、継続して依頼ができる「ビジネス」のカタチで関わっていくのが現時点での選択として考えていることです。

 

佐藤印刷さん

カレンダーの製造には佐藤印刷さんが携わっています。南三陸町にある印刷会社は少なく、創業40年以上、ずっと南三陸にある会社です。古くからのお付き合いのある企業さんからの発注が多いそうです。

カレンダーの製造に携わってくださっている佐藤さん

佐藤印刷株式会社 佐藤社長

 

ありがたいことに、そのようなお声を他の地域かた、いただくことはあります。大抵は、震災後に南三陸のことを知って下さった方。tetoteさんのように、ボランティアでいらっしゃって、ご縁がある方も。

 

南三陸町を応援したいというお気持ちは、純粋にとても嬉しいことです。印刷工場としては小さい規模なので、いただくお声に対して、逆にできる設備や体制がなくて申し訳ないと思うことが多いです。

佐藤印刷株式会社の風景写真

被災から10年経ち、当時は街に雇用がなく、多くの方が外へ出て行きました。ただ、最近になって戻ってきたい方たちも増えてきた印象もあります。

 

ボランティアさんが仕事を始めて、地元の人間がそこに関わって雇用が生まれているケースもあtたりします。当時のバタバタ感がひと段落したこともあり、チャレンジしやすい土壌もあります。田舎ですが、案外誰でも受け入れる閉鎖的ではない風土が昔からありますね。

カレンダー製造過程の写真

外部の方がやってきてくれる事はとてもありがたいです。
いろいろ違う風土の方、水産のお手伝いに外国の方も入ってきています。
子供自体少なくなっているので、こういう動きは大歓迎ですよね。

 

フロンティアジャパンさん

カレンダーの木製スタンドの制作/セット作業を依頼しています。南三陸町はもともと良質な杉の産地。杉を加工する林業が古くから営まれていました。

震災後、雇用がなくなった方たちがたくさんいらっしゃった時に、小さな工場を借りて、木の加工をできるような設備を整えていったのがフロンティアジャパンさん。南三陸町の女性たちが作業場で活躍しています。

工場長の西城さん(右)

工場長の西城さん(右)

 

震災当時、仕事はもちろん、雇用の情報も全然ありませんでした。地元の人を雇用して街を活気づかせたいという気持ちがある人たちが、木材の加工ができる機械を導入して工場を作ったのが10年前です。
私もそこに関わっていて、今に繋がっています。

震災後の10年は基礎固めだったのかもしれないです。ようやく基盤が整ってきて、南三陸町でも新しい農園にチャレンジする人がいたり、移り住んで来る人が増えてきた印象があります。

 

三陸の他の地域でも若い人が入ってきて、アートや古民家カフェや演劇など、面白いことが始まっている。南三陸は元々、漁業と林業の町です。今後廃れるもの、また盛り返していくものがあるんでしょうね。

 

工場長の西城さん

震災後からこの10年、工場で働く佐藤さん。
ここで働く女性スタッフは、みなさん南三陸町に震災前からずっといらっしゃった方達だそうです。

震災後からこの10年、工場で働く佐藤さん。

佐藤さん

 

10年は本当にとても早かったです。
街を建て直す過程で、やることが本当にたくさんあったからなんですかね。
この場所でお仕事をさせてもらって、それに没頭する間に、辛いことも少し和らいだのかもしれません。
私たちの仕事は、お客さんのところに最後へ届くパート。丁寧にやっていきたいです。

工場で働く女性スタッフさん達

 

さらに詳しいインタビューはこちら

 

つくるプロセスが、 ノベルティ には宿っている

スケジュールや制作の仕様によって少し変化はしますが、この南三陸町での生産体制を基本として考えています。その制作物には、必ず「つくるプロセス」があります。環境や社会に、ものづくりを通じて何ができるか。tetoteは考えていきたいと思っています。

 

ブラノベ、ノベルティ制作においてのプロセス写真

ブラノベ!のノベルティを受け取った人が、その制作プロセスを想像できるように、メッセージカードに込めています。

 

 


 

企業の手からユーザーの手へ、感謝や愛を伝えるギフトを。

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「もらってうれしい/企業ブランディングもできる/サステナブルである」そんなコンセプトで、ノベルティをつくっています。デジタル広告が間違いなく加速していく、そんな中でも、変わらず人間が惹かれるであろう、アナログコミュニケーションの価値を活かした顧客体験をつくりませんか?ノベルティをつくりたい、みなさんからのお問い合わせ、お待ちしております。

 

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